
交通事故専門家集団による
EDRデータ解析
交通事故弁護士・デジタルデータ鑑定人が集う交通事故のプロ集団が、
車両運行データを抽出・解析し、交通事故や車両状態の解析を行います。EDRとは
EDRとはイベント・データ・レコーダーのことで、衝突事故前後の車両の速度やブレーキのON/OFF、アクセル開度、シートベルトの着用の有無等の各車両運行データを自動的に記録する装置です。
交通事故のプロの弁護士や長年デジタルデータ解析に携わってきた交通事故鑑定人が集う合同会社nitroは、交通事故賠償や車両運行に関する高度な専門知識に基づき、CDRという専門機器を用いてEDRデータを解析いたします。
合同会社nitroの
交通事故鑑定・中古車調査業務
EDRデータ解析による交通事故鑑定~客観・公正な裁判のために
交通事故賠償では、車速、徐行・一時停止の有無、ハンドルの切れ角、合図の有無、シートベルト着用の有無などのほか、多重衝突の場合の玉突/順次の別、いずれが車線逸脱したかなどの事故態様が過失割合の判断に大きく影響し、場合により賠償額が何千万円と変わる可能性があります。
刑事裁判でも事故態様は被告人の刑責の軽重の決定的な要素です。
また、EDRデータを解析すれば、事故前の車両の挙動やどのような衝撃が加わったかを客観的に解明することができます。
中古車両調査業務~修復歴調査による適正な中古車査定
個人・業者の方問わず、中古車の売却・購入時に、過去の事故データが保存されているEDRデータを抽出し解析すれば、購入予定車両が本当に事故歴がないのか、以前どのような事故にあったのかを事前に知ることができます。
合同会社nitroの
EDRデータ抽出・解析業務
01
EDRデータの抽出
CDRを使い、OBDポートが機能している場合OBDポートから、OBDポートが機能していない場合ACM(エアバッグ)から直接EDRデータを抽出します。
取り出されたEDRデータはCDRxデータ化され、いつでもCDRアナリストに依頼すれば専用のソフトウェアでレポートの作成が可能です。
<ご注意!>
事故に遭ったらすぐにEDRデータの抽出を!
~交通事故が圧倒的に多い米国では、事故直後にEDRデータを抽出することが当たり前になっています~
・EDRデータは日時と紐づかないので、時間が経つと当該事故のデータかわからなくなります
・EDRデータはACMを交換すると失われます
・EDRデータの保存数には限りがあります

02
CDRレポート作成(EDRデータの鑑定ではありません)
CDRアナリストにより、抽出されたCDRxデータを専用のソフトウェアを用い、CDRレポートを作成します。CDRレポートにより、事故前後の車速、ブレーキの有無、ハンドル角度、車両に加わった加速度や方向等がわかります。

03
EDRデータ解析・EDR鑑定書の作成
CDRレポートのみでは、事故前後の車両の挙動や事故の具体的な態様は明らかになりませんので、そのままでは裁判資料として用いることはできません。
そこで、CDRアナリストが、CDRレポートにより示された加速度や衝突の大きさを示すデルタV(ΔV)を解析し、どのような事故であったのか、視覚的に解明した、裁判での証拠として利用いただくEDR鑑定書を作成します。
合同会社nitroのEDR鑑定書は、交通事故裁判を知り尽くした交通事故弁護士や鑑定人が、当該事故の争点や特殊性に応じ、裁判官の視点に立って協議を重ね作成しますので、信用性・有用性は格段に違います。

04
EDRデータとドライブレコーダーによるハイブリッド解析
合同会社nitroでは、EDRデータとドライブレコーダーの映像がある場合、ドライブレコーダー等の映像解析を専門に行う株式会社東海DC様と共同で、EDRデータとドライブレコーダーの映像を照らし合わせ、より正確かつ客観的なハイブリッド鑑定書(ドライブレコーダー、EDR鑑定書)を作成します。
EDRデータ抽出、
レポート・鑑定書作成費用等資格者が車両保管場所まで実際に赴き、データ抽出ができなかった場合、工賃・交通費のみお支払いいただければ結構です。
データ抽出・レポート・鑑定書作成料金
①EDRデータ抽出及びテクニシャンレポートのみ
1台当たり3万3000円
EDRデータに当該事故データが保管されていない場合も上記金額をいただきます。
②CDRレポート作成
1台当たり3万3000円
CDRアナリストによるCDRレポートの作成
③EDR鑑定書作成
1台当たり33万円~
同一事故の他の車両も併せた鑑定の場合、追加1台当たり16万5000円~
④EDR・ドラレコハイブリッド鑑定書作成
1台当たり55万円~
同一事故の他の車両も併せたEDR・ドラレコハイブリッド鑑定書の作成は、追加1台当たり27万5000円~
作業工賃・交通費
別途下記の作業工賃及び交通費をいただきます。
・作業工賃 60分まで1万1000円 以下30分毎に5500円
※ACMからの抽出の場合、車両の分解作業により作業が長時間になるばあいがございます。また、車両保管場所での作業が不可能な場合、修理工場等への搬送が必要になる場合がございます(車両搬送費用が別途かかります。)
・交通費 資格者の住所地から車両保管場所までの往復・1キロ当たり100円
※有料道路料金が別途かかります
※車両搬送が必要な場合、搬送費用実費がかかります
EDRが交通事故態様の解明に
つながる理由
01
令和4年7月から販売される新車に
EDRの搭載が義務付けられました。EDRは、車両メーカーがエアバッグの作動を記録するために
開発されたものであり、実は既にエアバックが搭載されている ほとんどの車両に搭載されています。そして国土交通省により、 令和4年7月から新車販売される、乗用車及び貨物自動車に 搭載が義務付けられました。
02
交通事故賠償実務において過失割合の
判断材料となります。今回の法改正で、いずれのメーカーの車両であっても、自車
の衝突前後の速度やブレーキやハンドル操作、加速度など事 故態様解明に極めて有益な基本となるデータは必ず記録される ことになっています。ドライブレコーダーや防犯カメラ映像が ない場合にも、EDRデータの利用が可能です。
03
これまで利用されなかったEDRデータ
を、抽出する専用機器CDRの開発EDRデータは車両メーカーにとって、エアバッグ開発のための
自社データのため、一般の方がEDRデータを抽出することがで きず、開示もされないという事情がありましたが、データを抽出 し、証拠となるレポートとして出力する方法として科警研とメー カーの協力のもと抽出専用機器CDRが開発されました。
04
事故時の車両運行データ抽出を可能に
するCDRテクニシャン資格を取得データの分析には高度な専門的知識が必要であり、試験に合
格したCDRアナリストだけが分析可能です。しかし、EDR データは他の衝撃による上書きなどにより失われてしまう可 能性が大きいため、証拠保全のためにまずデータを抽出でき る環境が整備されテクニシャン資格が創設されました。