その他の活動報告

江坂様が令和5年4月1日付で日本自動車工業会の常務理事(常勤)に就任されました(R5.4.3追記)

江坂行弘様が、令和5年4月1日付で日本自動車工業会の常務理事(常勤)に就任されました。
nitro一同心よりお祝いを申し述べますとともに、これまで以上に我が国のみならず世界の自動車工業の発展並びに交通安全に寄与されることをお祈り申し上げております。

2022年12月1日、国土交通省元自動車局次長、独立行政法人自動車技術総合機構前理事・前交通安全環境研究所長江坂行弘様に弊社をご訪問いただき、丹羽、友近、阿部から、江坂様に合同会社nitro設立のご挨拶と弊社の事業内容についてご説明させていただきました。

江坂様は、愛知県安城市のご出身で、1988年に旧運輸省に入省後、自動車交通局審査課、技術企画課・自動車審査課を経て、外務省EU代表部書記官としてベルギーに出向後、整備課長、技術政策課長を務められたのち、自動車局次長に就任されました。
2021年6月30日、自動車局次長を辞され、その翌日に(独)自動車技術総合機構理事・交通安全環境研究所長に就任され、本年7月1日付で国土交通省に帰任後退官されました。

江坂様は、国土交通省入省後、自動車技術にかかわる分野で目覚ましい活躍をされ、ベルギーからの帰国後に配属された技術企画課では大型トラックのスピードリミッター装着の義務化や乗用車の衝突安全性の向上等を図る安全基準の見直しを主導され、その後も衝突被害軽減ブレーキ等の運転支援安全装置の国際基準の制定、早期普及に尽力されるなど、我が国のみならず世界の交通安全の向上に大きく寄与されました。
現在は、自動車関連のIT会社に就職され、これまで培ってこられた自動車安全に関する技術と知見とを十二分に生かされています。

江坂様は、2016年に中部運輸局次長としてここ愛知県に赴任されたことを機に、先端的な自動車安全運転技術についての知見をご教示いただくなど、弁護士丹羽の交通安全への取り組みに多大なるご協力をいただいて参りました。
そのご縁もありこの度、合同会社nitroを設立したことをご報告したいとの達ての念願が叶い、江坂様へのご挨拶をさせていただく機会をいただきました。

江坂様からは、弊社につき、弁護士と交通事故鑑定士がタッグを組んで、先端的自動車技術の研究やデジタルデータを軸とした交通事故事案解明に取組んでいく試みは大変画期的であり興味深いとのご評価をいただきました。
そして、我が国の自動車の技術開発をリードしてこられたご自身の幅広いネットワークを生かし、次の世代で新たな交通安全技術の発展に取り組んで欲しいとの大変ありがたいお言葉をいただきました。

その後の懇親会では、江坂様が官僚を志した経緯や入省後のご活躍、ご趣味などのプライベートにわたるお話をお伺いし、大変面白く愉快な時間を過ごさせていただきました。
また、個別事案の解決を旨とする弁護士の業務と違い、我が国のみならず全世界に影響を及ぼす官僚の業務のダイナミズムを実感した時間でした。

江坂様には、我々nitroの今後の道筋を示していただきました。
また、江坂様の懐が深く情に厚く「人」を何より大切にされているお人柄に触れ、一人の人間としてかくありたいという、理想の人物像を我々に示していただきました。
江坂様は、今後も先進的な自動車運行技術の分野の発展と交通安全の実現により深く関わっていかれることと存じます。

改めまして、弊社一同大変有難い時間をいただいたことに心から感謝を申し述べますとともに、引き続き、ご指導とご鞭撻をいただきながら、弊社の目標である安全で秩序ある交通社会の実現に寄与して参ります。